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2020年02月18日 [FAQ]

日本の製造業に将来はないのですか?

我が家は親の代から、大手企業の下請け企業として委託製造、主に部品加工を営んできました。部品加工業はロボット導入により生産性が上がり、効率化が進むため将来的には人に代わりうる仕事になるだろうと予想されているようです。うちの工場は現在、私が社長で工業高校を卒業した息子も手伝ってくれています。地道で華のない仕事であるにもかかわらず、物づくりの楽しさを感じ、技術をより向上させるためにアイデアを出してくれています。ネット社会で簡単に儲かる仕事に脚光があるような時代の中、親の血を継いだのか自分の意志で手を真っ黒にさせ機械に向かっている息子を誇りに思っています。中小の製造業に将来はないと悲観している仕事仲間が多いですが、私はそう思っていません。我々が扱っている機械部品には高度な精度を求められており、それを可能にするためにどれだけの時間を費やし研究と試験を繰り返すかという点で、ロボットができるはずがありません。ロボットが出来る単純作業と一緒にするのは間違っていると思います。製造業の将来について見解をお聞かせください。

回答

ロボットによる自動化が進められる業種の転機と言えるでしょう


製造業の中で加工業に焦点を当て未来を考える場合、視点として加工方法や扱う素材、製品特性やワークサイズが挙げられます。加工方法が量産型になるとコストが安い加工方法へ変わります。難しい部品の加工においても昨今の3Dプリンターが今後脅威になっていくと見られています。また、製品特性においては製品によってどの国で生産をするべきかメーカーが考えていきますが、自動車産業においては世界的に見ると現地生産が主流になり、開発から生産まで現地で行っているのが現状です。スマートフォンなどは小型の製品などの特性からコスト優先となり生産地が決定されます。日本での生産を必要とせず、素材が金属から樹脂化へ移行していることから金属加工の未来は明るいとは言えません。金属は素材自体が変化することはありませんが、樹脂や高い強度と軽さを併せ持つCFRP(炭素繊維強化プラスチック)系は今後期待される素材と言われています。求められる性能を満たせば金属でなく樹脂でもよいため、金属加工業においては今後扱う素材の転換が必要でしょう。
ワークサイズにおいては扱う製品のサイズが大きいと輸送コストがかかります。小さい微小ワークは国内で生産され輸出することが今後も行われる可能性が高く、特に加工技術を必要とする微細加工は期待が残ります。時代の流れを見ながらビジネスを成功する環境へと導く必要があるでしょう。

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